年齢を重ねるたびに不安や迷い、老いと若さの間でモヤモヤ。そんな感情で心や頭の中がいっぱいになることも。
年齢を重ねた女性に対する周囲からの当たりが強いと初めて感じたのは24歳ごろ。
同性の10歳年上の先輩との何気ない会話。
最近、ニキビが多くて…
20歳過ぎたらニキビって言わないの!
吹き出物って言いなさい
30代になったら大人女子という言葉がはやって…
大人女子!
女子って年齢ではないだろ!
20代後半には、ファッションの好みと年齢とのズレが出てきて…
この服可愛い!20代前半向け…
え、こんな大人ファッション⁈
まだ好みじゃない
何をするにも年齢がついて回る。ヘアスタイル、ヘアカラー、ファッション。
意識高くいたい時期も、歳下から尊敬されたい時期も、若さと年齢に囚われた時期も。結婚、出産、女の幸せに悩まされた時期も。
年齢によって変化する関係性とライフステージや立ち位置。たまに周りを見渡して、周囲とのズレを感じる時も。
大人の女性とオバさんの狭間でモヤっとする。
こういった状況を日常で経験したことがある20代〜30代の微妙な年代。
女性ならではのモヤモヤした感情が渦巻く中で出会った。女性の気持ちが少しでも軽くなる2冊をご紹介。
『貴様いつまで女子でいるつもりだ』
この本がオススメの人
- 20代30代女性
- 年齢的にを重ねることによる不安
- 年齢によるモヤモヤがある
- エッセイ集
- 女性にまつわるさまざまな問題やテーマを笑いと毒を交えて探求
- 自分自身や恋愛、仕事に悩みを抱える人
恋愛やキャリア、友情などをテーマにした作品。女性の人間関係や悩みが描かれています。
【あらすじ】
主人公が自分自身や周囲との関係について葛藤と成長。恋愛においてもキャリアにおいても悩みながらも自立し、自分らしい生き方を見つけていきます。
共感できる部分が多く、読んだ後に勇気や希望をもらえる作品となっています。
この本を読んで
とても印象的なタイトルで興味を惹かれると同時にドキッとしました。自分の日々の行動を振り返りながら、手にとりました。
興味と怖さがあり、興味がまさりました。怖いもの見たさと無傷で読了できるのかと不安はありましたが。
キラキラ女子のインスタのような自己啓発本は憧れるが到底手が届かない。
こちらは等身大の日記の様な毒も随所に散りばめられ親近感もあり、面白い。
『これでもいいのだ』
- オススメの読者層:
- 現実の日常に共感を持ちたい人
- 中年女性や大人の女性
- エッセイやコラムが好きな人
- 人生の舵をとりたい人
日常のさまざまなテーマについて率直に語られた66篇のエッセイ
【あらすじ】
全ての年齢を重ねた女性がしなやかに生きていけるわけではない。
想像していた未来と今は違うけど「これでいいと」と自らを認めて肯定する。
そんな大人女性の日常の様々なシーンが書かれています。
読んでみて
もらえ毒をはきながもユーモア溢れる内容に共感と元気がます。
彼女の等身大の言葉は心軽やかにします。
さいごに
年齢を重ねた女性のさっぱりとし、痛快な文章。
いばらの道、けもの道とされる女の道。
年齢を重ねるたびに不安やモヤモヤも増えていく。しかし軽やかにゆるく、そして力強さと若干の図々しさ。
ちょっと先ゆく同性の先輩から学ぶ、年齢を重ねるということ。まだ知らぬ世界の見え方や感じ方。歳をとると嘆くのではなく、年齢を味方につける。
時に辛いことがあっても楽しく愉快に生きている姿は、「これでいい」と思わせてくれる。年齢を重ねるたびにのしかかる若さと老い。
しだいに年齢を気にしなくなり、忘れがちに。そして数字の呪縛から解放されつつある今、この本でさらに年齢を重ねるともっと自由にのびのびとそして、ちょっと図々しさもご愛嬌。
オバさん宣言した筆者の視点と毒と面白さが詰まっていました。まだ筆者の年齢には数年あるが、今から知っておくことで気持ちが軽くなる。
要は予行演習本。
この2冊を読むとモヤモヤした気持ちも軽くなり、歳を重ねることによる新たな悩みはあるものの、ゆるくたくましく生きていける気がします。
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