〜雨が印象的な映画〜
雨の日、どんよりしたり、気持ちがあがらなかったりしませんか。
雨は映画においてとても大切な要素とされます。
雨が降るシーンは時には物語のドラマティックな要素を強調し、作品全体に深い印象を残すことがあります。
今回、雨が印象的に描かれた映画をジャンル別にご紹介します。
ぜひ、雨の表情や音と主人公の感情を感じながらお楽しみください。
映画は私たちの日常を彩り、感動を与えてくれます。
雨が印象的なアニメーション映画7選
言の葉の庭
新海誠監督が手掛けた、映画『言の葉の庭』は、靴職人を目指す男子高校生タカオと、雨の日だけ会える女性ユキノと雨とともに物語がすすむ美しいアニメーションです。
秋月孝雄(タカオ)役は入野自由さん、雪野百香里(ユキノ)役は花澤香菜さんが演じています 。
観た感想
繊細な心情描写で、ストーリーが展開されます。
映画全体が視覚的に美しく、雨の降る中、2人が会うシーンでの木々が青々として、みずみずしく繊細に描かれており、とても印象的でした。
: 公式サイト: 映画『言の葉の庭』
: 新海誠監督作品「言の葉の庭」公式サイト
雨を告げる漂流団地
《あらすじ》
映画『雨を告げる漂流団地』は、小学6年生の熊谷航祐(こうすけ)と兎内夏芽(なつめ)が、取り壊しの決まった「おばけ団地」に忍び込みます。
団地が海上を漂流する不思議な世界観の物語です。
このアニメーション映画は、スタジオコロリドが制作し、2022年に公開されました。
観た感想
団地が漂流するという状況の中、航祐と夏芽や子供たちが、逆境に立ち向かいながら成長している姿や不思議な少年との出会いや仲間たちとの絆を感じられる作品でした。。
天気の子
映画『天気の子』は、新海誠監督による作品です。
《あらすじ》
高校1年生の主人公、森嶋帆高は、家出して東京にやってきます。
怪しげな男・須賀圭介の編集プロダクションで働くことになりました。
ある雨の日、帆高は不思議な少女・天野陽菜と出会います。
観た感想
帆高と陽菜を取り巻く運命に翻弄される2人が描かれています。
天気の子は、自然と人間の結びつき、運命、そして愛についてメッセージを
問いかけています。
君の名は
《あらすじ》
映画『君の名は』は、山深い田舎町に住む女子高生、宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見ます。
一方、東京で暮らす男子高校生、立花瀧も、山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ています。
心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉。
彼らがはどのようにしてこの不可解な現象から脱出するのか。
そしてなぜ入れ替わってしまうのか。
観た感想
この映画は街並みや風景が繊細にそして美しく描かれたアニメーションを堪能できます。
他にも千と千尋の神隠し、となりのトトロ、魔女の宅急便など宮崎駿監督作品のなかでも雨のシーンは印象的に描かれています。
雨が印象的な邦画2選
恋は雨上がりのように
2018年に公開された映画「恋は雨上がりのように」は、眉月じゅん原作のコミックをもとに、永井聡監督が実写化した作品です。
《あらすじ》
陸上部に所属している高校2年生の橘あきら(小松菜奈)は、怪我で部活に出られなくなります。
それ以来、空いた時間をファミリーレストランの
バイトにあてます。
バイト先の店長の近藤正己(大泉洋)。
正己はバツイチ子持ちの45歳で、バイトのメンバーからはナメられています。
そんな頼りなくパッとしない店長と女子高生の物語です。
観た感想
主人公の小松菜奈さん演じる、あきらの寡黙だが凛とした佇まいや美しさと雨のシーン、陸上部の身のこなしはとても印象的です。
雨のまにまに
短編映画『雨のまにまに』は、金澤勇貴監督によって制作され、北村優衣さんと山下礼さんが出演しています。
《あらすじ》
18歳の夏、帰り道。雨の放課後、校門で光一を待ち伏せする夏美。
彼女は渡したい物があったのに、後輩から貰ったかわからないけど、立派な花束を持っていたため渡せないと思ってしまう。
しかし、光一が「行こうぜ」と声をかけると、2人だけの特別な時間が始まります。
観た感想
この短編映画は、雨の映像や女の子の表情が美しく描かれており、感動的なストーリーが展開されています。
雨が印象的な邦画
海街diary
《あらすじ》
「海街ダイアリー」は、鎌倉を舞台とした日常を描いた物語です。
3人の姉妹と1人の異母妹からなる家族の女優陣は綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。
彼女たちはそれぞれ異なる人生や想いを背負っている人間模様とお互いに支え合う姿に絆を感じられます。
観た感想
この女優たちが揃うだけでも画面の中は美しいですが、丁寧に鎌倉の四季が映像化されており、鎌倉の四季を感じられます。
個人的には日常を描いているのになぜか心に残る映画だと思いました。
雨が印象的な洋画5選
雨に唄えば
《あらすじ》
ドン・ロックウッドは恋人キャシーと共に映画制作に奮闘します。
キャシー・セルダンは吹き替えの才能を持つ女性。
リナ・ラモントはドンの共演女優で、悪声の持ち主。
1952年に公開されたミュージカル映画です。
ハリウッドの黄金カップル、ドンとリナは人気スターですが、実際は仲が悪い。
ドンは新人女優キャシーと出会います。
サイレント映画の末期となり、これまでとは異なる映画へと移り変わる狭間の時代に、ドンとリナの新作映画はトーキーに変更される。
キャシーも映画に参加し、リナの吹き替えを担当します。
3人の恋模様が描かれています。
観た感想
この映画は楽しさとエンターテインメント性が溢れています。
雨の中での名場面が印象的で、古い作品ではありますが、現在観ても心がウキウキし、雨の日がちょっと好きになるような
色褪せない作品です。
ミッドナイト・イン・パリ
《あらすじ》
映画『ミッドナイト・イン・パリ』は、ハリウッドで脚本家をしているギルが婚約者イネズとその両親とパリへ旅行に来ます。
憧れの地に来たギルはパリの魅力に惹かれ、夜に散歩に出かけると、1920年代のパリへタイムスリップしてしまいます。
ギルはパリの夜に出かけると、1920年代のパリで様々な出会いをします。
彼らとの交流は、ギルの人生や創作について新たな視点を得えていき、ギルは現実と理想の間で揺れ動きます。
観た感想
1920年代の夜のパリはレトロで幻想的な美しさがあり、雨のパリに心動かされました。
レイニーデイニューヨーク
2019年に公開されたアメリカのロマンティック・コメディ映画です。
《あらすじ》
ギャツビーとアシュレーはニューヨークでロマンティックな週末を過ごす予定でした。
アシュレーは有名な映画監督、ローランド・ポラードにインタビューする
チャンスを得て、ギャツビーは彼女のためにマンハッタンで素敵なデートを計画します。
しかし、彼らの週末は狂ってしまいます。
美しいマンハッタンを舞台に繰り広げられるキュートなラブ・コメディです。
観た感想
この映画は、ギャツビーとアシュレーの関係や、ニューヨークの雰囲気が雨の中での展開されていくロマンティックな物語です。
またニューヨークの魅力も感じられ、訪れたくなってしまいます。
ショーシャンクの空に
《あらすじ》
映画『ショーシャンクの空に』は、無実の罪で刑務所に入った男性・アンディの人間関係や生き様を描く作品です。
アンディは銀行の副頭取として活躍していましたが、ショーシャンク刑務所に収監されます。
刑務所内での出来事や仲間たちとの交流、アンディの行動が描かれています。
この作品は、スティーヴン・キングの小説『刑務所のリタ・ヘイワース』を元に制作されます。
観た感想
主人公は無罪で刑務所に入るという状況でも、諦めない心や淡々と行動し続ける忍耐強さ、自らの知識を活かす姿に彼の強さを感じました。
ウエストサイドストーリー
スティーブン・スピルバーグ監督による名作ブロードウェイ・ミュージカルの再映画化作品です。
《あらすじ》
ウエスト・サイド・ストーリーは、1950年代のニューヨーク・マンハッタンのウエスト・サイドを舞台に、社会への不満を抱えた若者たちが同胞の仲間と結束し、激しく敵対し合っています。
ある日、元リーダーのトニーと、対立するプエルトリコ系移民のリーダーの妹マリアが出会います。
この2人の出会いは多くの人々の運命を変えることとなります。
観た感想
ミュージカルを普段観ない人でも比較的観やすくなっていると思いました。
ストーリーとともに音楽や歌、ダンスなど素敵でした。
そして民族間の複雑な問題について考えさせられました。
パーフェクトフィット
2019年に公開されたインドネシアのロマンティック・コメディ映画で、バリ島を舞台にした物語です。
《あらすじ》
サスキはファッションブロガーとして働く女性で、ある日占い師から葉っぱを渡されます。
その後、サスキは靴屋で若い靴職人のリオと出会います。
リオはサスキにぴったりの靴を選んでくれますが、そこでハプニングが。
さらにリオは財閥の御曹司であるデニと結婚することになっており、リオとサスキとデニの関係、バリの伝統文化や宗教も物語に影響を与えます。
観た感想
異国情緒が楽しめる作品です。
インドネシアの文化や風景、バリ島だからこそ映える雨によるシーンや癒されるような自然の美しさを楽しめます。
いかがでしたか。
どの作品も雨のシーンは印象的で心に残る作品たちの紹介をいたしました。
雨の日や雨が多くなる季節に、雨の降るシーンの映画で、おうち時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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